「それもそのはず。
闇に葬られちゃった系の事件だからです」
「簡単に事件の内容を言うと、
医者が精神病患者に病原菌を注射し、人体実験を行っていた
という事件。
8人の患者が死亡しているよ」
8人の患者が死亡しているよ」
「げっ」
「そいでは、経緯を説明していくね」
看護師が暴露
「時は1956年9月。
新潟県の新潟精神病院で、入院している精神病患者が次々に原因不明の高熱に苦しみだします」
「しかも必ず、内科医の医者が治療をした後に熱が出てたんだって」
「ああ…もう確実にその医者アウトじゃん」
「で、看護士たちは苦しむ患者を前に成す術がなく、医者達に指示を仰ぐんだけど、
医者からは無視されたらしい…」
「怪しすぎる…」
「そんな中、病院の勤務環境・条件が劣悪だとして、看護師がストを起こします」
「そんな劣悪だったの?」
「当時の新潟精神病院は、患者が450人もいる大所帯だったんだって。
けど、職員数が128人。法令で定められた職員数に達してなかったらしい」
「でそのストを起こした看護師3人を、病院側が解雇。
すぐさまその看護師は解雇は不当とし、裁判を起こします」
すぐさまその看護師は解雇は不当とし、裁判を起こします」