博士とナナの旅猿見聞録
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ホントに女性!?「両性具有」選手で揺れる女子陸上界
posted on
2019年06月22日
10:00
by
sukenozisuko
「今回紹介するのは
、“トランスジェンダー”。
『両性具有』のことだね」
「トランスジェンダー? 」
「
男と女の両方の性の特徴を持つ人
のことで、特に男女が分かれるスポーツでは社会問題になってるよ」
「へ~。そんな人いんの? 」
「その問題で有名となった女性陸上選手、
キャスター・セメンヤ選手
の例を挙げて、紹介していくね」
【両性具有のセメンヤ選手】
「キャスター・セメンヤ選手。
1991年生まれの南アフリカ共和国の陸上競技女子選手(800m)で、
2016年リオ五輪で金メダル、世界陸上でも3つ金メダルを獲っている、輝かしい実績を持つ選手です」
「おお…、見た目はそのぉ何というか、男っぽいですね」
「だよね。セメンヤ選手は、2009年の世界陸上女子800メートルで圧勝で金メダルを獲得。
しかし、筋肉質な体格や低い声などから性別が疑われ、国際陸上競技連盟が医学的な調査を始めるんだよ」
「あらら 」
「で国際陸連は、
【女性には間違いないが、体内には
子宮と卵巣
が無く
精巣
があり、通常の女性の3倍以上の男性ホルモンの分泌がある】と表明。
“両性具有”と発表したんだよ」
「ええ? 子宮が無いの? 」
「らしいよ。
結局、医学的には男性に近いんだけど、女性であると判断したんだね。
そのため金メダルは剥奪せずにそのまま」
「でも今まで女性として生きてきたわけだから、そこでメダルをはく奪されたら怒りますよね」
「まあそうだよね。
しかし国際陸連はその後、
男性ホルモン(テストステロン)が一定以下じゃないと女性としての大会参加を認めない
という規則を設定。
セメンヤ選手は、そのホルモンを抑制する薬を服用して大会に参加にしなきゃいけなくなったんだよ」
「ええ、じゃあその男性ホルモンによって競技の能力が上がってる、て判断してるってこと?」
「そうだね。実際セメンヤ選手はその薬を服用して臨んだ2012年ロンドン五輪800mでは、銀メダルに終わってるよ」
「それでも銀メダルか… 」